[st-kaiwa1]NGCとPCGSとかコイン評価機関があるけどよくわからない。[/st-kaiwa1]
- コイン評価機関 NGCとPCGSとは
- 裸コインとスラブ入りコインどっちがいい?買うならどっち?
- でも完全に安心できないスラブ入りのコイン
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アンティークコインを購入する段階で、スラブに入ったものがいいのか?それとも裸コインがいいのかを説明します。
またNGCとPCGSがどういうものなのか。評価の記載の仕方など初心者でもわかるよう説明していきたいと思います。
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この記事を書いている私は、アンティークコイン歴4年です。
趣味で当ブログを運営しています。
今までに家が建つくらいの売買を行い、全世界からアンティークコインを集めていました。
ネットでアンティークコインのことを調べると相変わらず、買い方が分かりずらい、買い時に注意すること、商品知識、魅力、売り方のポイントがまったくなくただ投資面だけで注目されていることに残念で、記事を書きました。
投資面だけでなくアンティークコインの魅力をもっと知ってほしい!
目次
▽▽コイン評価機関 NGCとPCGSとは
PCGS、NGC、両社ともアメリカの鑑定会社でコインのグレーディングを行っている会社です。 世界でみても最も有名な鑑定会社の二つです。
とりあえずこの二つを知っていれば問題ないです。
他にも評価機関はあるのですが評価がバラバラで信頼度がイマイチなのでおすすめしません。(その分評価料などの手数料は安いのですが)
それでは紹介します。
▽NGC(Numismatic Guaranty Corporation)
[st-mybox title=”メモ” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#727272″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under” margin=”25px 0 25px 0″]
「NGC(Numismatic Guaranty Corporation)」は1987年にアメリカ、フロリダ州サラソタに創設された収集用コインの「第三者格付け鑑定会社」です。
その後グループにはコインの“復元・修復”の為の「NCS」、“紙幣鑑定”の為の「PMG」等が加わりました。
「NGCグループ」の特色の一つに「鑑定可能品目の多さ」が上げられます。中世から現代迄の「コイン」をグレーディングする「NGC」を始めとして、古代コイン鑑定専門の「NGC-ANCIENT」や紙幣鑑定の為の「PMG」の部門が有ります。
「NGC」には現在30人を超える鑑定スタッフが常駐し、24時間の交代制で鑑定作業を行っています。「NGC」ではこれ迄の(創設から2019年9月末現在)32年間で凡そ“4500万個を超える世界中のコイン”の格付け鑑定をしてきた実績があります。
「NGC」,「PMG」ではアメリカの「スミソニアン国立博物館」、中国上海の「ミントミュージアム」等が所蔵している各国の「国宝級の歴史的コインや紙幣」等もグレーディングして来ており、その鑑定能力の高さと、正確な内容には素晴らしい実績が伴っています。
「格付け鑑定」をされた全てのコインや紙幣にはグレーディン後の商品価値への「(品質)保証」も加わるため為、「世界中のオークション」での競売の際にはグレーディングをされ「スラブケース」に入っている事で、応札者が「安心して入札出来る基準」にもなっています。
また、「NGCグループ」の中には「NCS」と言う部門が有り、「汚れの酷いコインや公式メダル等」に人工的な加工をする事無く、コインが持っていた「本来の自然な輝きや色艶」を取り戻すための「復元、修復」をする精度の高い技術を持ち得ています。
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[st-kaiwa2]要はめちゃくちゃ信用できる機関ということです。[/st-kaiwa2]
▽PCGS(Professional Coin Grading Service)
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「PCGS(Professional Coin Grading Service)」は1986年にアメリカ、カリフォルニア州ニューポートビーチに創設された収集用コインの「第三者格付け鑑定会社」です。
現在では世界共通のグレーディング基準となっている「シャルドン・スケール(70段階)」を最初に確立した会社でもあります。
「PCGS」のシャルドン・スケールはコインを「スラブケース」に入れ「グレード」を付ける事に依って収集家の皆様方がお手持ちのコインの状態を確認し、世界中何処ででも安心して売買をする事が出来る「グレーディング」と言う「格付け鑑定」の基礎を作りました。
現在では「約100ヵ国以上の国や地域」の16世紀から現代迄のコインのグレーディングをして、皆様方のコインに対しての「格付け鑑定」をしています。
特に「アメリカンコイン」のグレーディングの実績と内容に対しては、世界中の収集家や愛好家、コインを扱う業者から最高の評価が寄せられています。
「PCGS」には、「PCGS Banknote」 と言う紙幣グレーディングを行う部門や「PCGS Restoration」と言う「コインの復元、修復作業」を行う部門もあります。
World Coins Japan HPから引用
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[st-kaiwa2]要はめちゃくちゃ信用できる機関ということです。[/st-kaiwa2]
2社グレーディング
ときどきNGCのほうが高く売れるとかPCGSのほうが評価が甘いとネット上では言われていますが私も数百くらい双方のスラブを見てきて思った感想がどちらも変わらないです。
NGCもPCGSもコインを総合的に見て評価を下します。もちろん肉眼でみて判断をするので評価機関での差というよりは個人差です。アメリカのスラブ入りのイーグル金貨などは評価者のサインが記載されていたりします。
傷やさびが目立つのに評価が高いものがありますが総合的にコインを判断するため時々あります。たとえば、全体的な状態はいいが人物の顔に錆びが見えるものなどは評価は高い場合でも売買価格は少し下がり気味になります。
[st-kaiwa2]NGCもPCGSも変わらない。[/st-kaiwa2]
▽▽裸コインとスラブ入りコインどっちがいい?買うならどっち?
まず購入の段階で、裸コインのものを購入の場合とスラブ入りコイン購入の場合のどちらかがあります。結論から言うと初心者~中級者はスラブ入りコインしか買ってはダメです。
理由としてスラブ入りコインを買うことで偽物を買うことをほぼ防げるからです。
ここは重要です。
ネットで購入するときでも現物を見て購入するときもどちらとも言えます。実際今ネットで売っているコインショップの大半がスラブ入りを推奨しスラブ入りのみを販売しているショップが多数だからです。
初心者~中級者はそもそも本物を生で見る機会が少ないです。アンティークコインは同じものが何枚も同時に出品、出展されていることが稀で同じものを見比べて違いを見極めることができないです。
また1600年代以前のアンティークコインは鋳造技術も高くないため個体差が大きいです。そのため比べて本物偽物を判断するのはやめたほうが賢明です。
プロのNGCやPCGSの評価機関に任せるほうが安全です。
裸のコインを否定しておいてなんですがいちおう裸コインのメリットも書きます。
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- 割安で購入できること
- 購入の選択肢が増える
- 値引きしてもらえる可能性がある
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
デメリット
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- 偽物を購入する可能性がある
- 傷がつきやすい
- 売りづらい、安く買われる
▽割安で購入できること
単純にスラブ入りのコインと見た目だいたい同じ状態の裸コインを購入するときあなたならどちらを購入しますか。おそらく裸コインのほうが安いです。
でもだいたい方は偽物の購入を避けるため高くてもスラブ入りを選びます。その裏をついて目利きができる方はあえて裸コインを安く買う人もいます。
昔、裸コインばかりを購入してPCGSやNGCへ評価依頼し高評価コインで大儲けしていた人がいました。それをするにも目利き力が必須になります。私も特定のコインならば自身がありますが広範囲でやるのは自信ないです。
▽購入の選択肢が増える
スラブ入りにするにはコインを送らなければいけず費用もそれ相応にかかります。(たしか数万円+保険料)沢山のコレクションを所有している方からすれば結構な費用が掛かってしまいます。
ですのであえて出品者でスラブ入りを選ばない人もいます。
希少価値の高い裸のコインも狙えるので必然的に狙える範囲はスラブ入りのみより広がります。
▽値引きしてもらえる可能性がある
スラブ入りに比べて本物である確証がとれないので売り手としても本物であることは信じているがいまいち証拠・根拠が弱いです。そこを突いて値引きを成功させることは意外とできます。
売り手が特に売りたがっている場合はなおさらでこちらの指値を聞いてもらいやすいです。買い手も欲しい素振りは見せず「ここまで下げてくれたら買います」という感じで臨んだほうが成功率はあがります。
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▽偽物を購入する可能性がある
▽傷がつきやすい
▽売りづらい、安く買われる
こちらはメリットを読んでいただくとわかるので省きます。
▽▽でも完全に安心できないスラブ入りのコイン
偽物 本物
最近はスラブ入りの偽物コインが一部流通しています。
これは大問題です。
いままでスラブ入りであれば安心して購入できたものがスラブ自体が偽造されるようになりました。
スラブ偽造は昔から存在していたようですが一目でみてわかる安いやつだったので誰も騙されなかったのですが最近の偽物は技術が上がってきています。・・それにしてもスラブ入りアンティークコインを偽造する人たちってある意味凄い人たちです。
まず精巧な金型が必要なので何度もやり直し失敗を繰り返し、経年劣化をあえて演出し(今の技術を使いすぎると綺麗すぎるため)スラブに使われているホログラムまで作って凄い努力をして偽造しています。
また希少価値が高い(1000万クラス)は出所が分かっているのものが多いので狙わず、多少出品しても分からないような中級クラスの人気どころイギリス金貨、銀貨を狙うなどマーケティング戦略まで考えてつくられています。もっとその努力を別に使えば必ず大成するとおもうのですが、、。
では解決策の1つとしてNGCとPCGSのデータベースにアクセスして確認することを次回お話します。
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